技術を習得しても結果が出ないという人へ
■勉強会にも行った、練習もしているのにクライアントに結果がでない・・・
~セミナージプシーにならないために~
過去に技術の習得ということで、修行は必要か?という記事を書きました。
セラピストという職業は、自分で学んできた「方法」でしか、クライアントを満足させることはできません。それはあなたはその道の「専門」だからです。それでは質問ですがあなたのクライアントはどのような人が多いですか?
■クライアントのカテゴリーをわけてみるとで見えてくるもの
◆身体を使うことの習慣がある人
・ヨガ、バレエ、ダンサー、ボーカリスト、役者、技術職、管楽器奏者、格闘家、
⇒ポテンシャルUPという「結果」が出る
・ビジネスマン、運動嫌い、
⇒体のポテンシャルという「結果」がわかりにくい。
◆身体が不調な人、身体に関することにかかわりがある人
・一般の人、高齢者、指導者、(ヨガ、ダンサー、ボーカリスト、舞踊家、セルフケア)など人に見せることが職業系の人
⇒体が快適であることが身体のポテンシャルに左右されることをわかっている
■毎日の生活で身体のリラックスをもとめている人
◆身体が不調というより、ストレスフルなので「リラックス効果」をもとめてる人
・一般の人、職人、ビジネスマン、高齢の方
⇒リラックス・癒し・心地よさ・気持ちよさを求めている
■結果が出ないのなら技術の棚卸を
あなたが、時間をかけて学んできた技術はこのカテゴリーのどの人を癒しそうとしていますか。
また、どのよな不調の方を改善させようと努力してきましたか。これが明確でないとあなたの「技術」が発揮できにくいのです。
それは、あなたの技術の内容を「起点」として、チラシやホームページを制作しているからです。
ここが、実力が発揮でき結果がでない理由でもあります。得意な技術や方法ではなく、業者さんから覚えた手技とセットになった化粧品などを使って、行き当たりばったりでやっていませんか?
手数はたくさん増えているけど、また新しい手技、また新しい手技と、いつまでたっても自分の技術が「熟成」という段階にないセラピストが実に多いです。業者さんから新しい「方法」を学んでサロンに取り入れて、柔軟な姿勢はわかりますが、そのような人はもっと自分が学んできた技術も「探究」してみることをお勧めします。
すべてはあなたのマインドと手から技術はでているのです。「コア」の部分が磨かれないうちに、あっちこっちに目移りしていったい、これまでのクライアントはどうすればいいのでしょうか。
■自分の技術を検証する
ビジネスの改善についてよく使われる用語ですが、セラピストの修行にも必要だと思いますのでご紹介すると
P,D,C,Aサイクルという方法論があります。
・P(プラン)計画を立てる
・D(ドゥ)計画したことを実践
・C(チェック)実践したことを検証
・A(アジャスト)検証してみて問題があるところを改善させる
このようなことです
ではあなたが、技術という方法を習ったとします。
(P)どの時間でやってみるか?計画を立てる。
(D)実際、やってみて習慣にしてみる。
(C)クライアントに使用してみて検証しわからない先生に聞いて調べてみる。
(A)聞いたところをとり入れてみる
この方法を繰り返し、繰り返しやってみるのです。
■クライアントの為に学んでいるということを忘れてないか
勉強会で技術を習得し練習している本当の理由は自分のサロンやクライアントに使うため、喜んでもらうため。皆で集まって「勉強」する仲良しクラブではないのです。あなたはその「手技」でごはんを食べているのです。
いつも学ぶ目的を明確にするべきなのです。
■世の中に流されないために
前述で紹介したP、D、C、A、方法を活用してその方法を最低でも1年以上続けてみる。
実際のクライアントの変化を見てみる。数値化や感想を聞いてみる。
そのように、貴重な時間をつかうのですから、一つ一つ積み上げていくことも重要だと感じるのです。